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「大人になった姿を思い描いた私たちの保育」

①私たちの保育

 私たちは、0歳~3歳までの子ども達を保育しております。しかし、私たちが本当に見据えている子どもの将来の姿は、大人になった時の姿です。勿論、4・5歳児に育てたい姿、小学生になってからの姿を想定し、思い得描いて保育を営んでいますが、「三つ子の魂百までも」の言葉どおり、3歳までが子どもの人格形成に非常に大きな影響を与えることから、大人になった姿を思い描いています。その姿は、この変化が激しい時代を自分らしく幸せに生きる姿「豊かな心を持つ」「自分で考えて判断して行動する」姿です。

 その為に、特に大切にしていることが三つあります。一つは「愛着」。担当制をとり、特定の大人から愛情をたっぷりもらって、心の安心基地をつくります。母親代わりですね。そして二つ目が「共感を大切にし、指示・禁止・命令」をしないように心がけることで、「自己肯定感・意欲・自分に気づく力」を育みます。そして三つ目が「体験」です。人が最も学ぶときが、自らが体験した時です。大人の関わりは控えめにしておき、本当に大切な時に狙いをもって関わる。子どもが成長する基本的な力「真似る」力を最大限発揮できるように、担当制で大好きになった大人が姿を見せて、子どもが真似る力を引き出します。

②私たちが大切にする「三つの視点(心・身体・脳)」と「保育園舎・園庭」

 私たちは、子どもの成長発達を「心・身体・脳」という三つの視点から捉えています。そして、その発達を補償する為に、保育士の関わりだけでなく、園舎・園庭のつくりにこだわっています。

 保育室は、自らの発達の少し先にいる、憧れのお兄ちゃん、お姉ちゃんの姿が自然に目に入るように、配慮した園舎づくりをしています。これは、指示されなくても、自然に憧れたお兄ちゃん・お姉ちゃんの真似をして、成長することで、主体性と意欲が育まれます。また、発達段階を少し抜かしているお兄ちゃん、お姉ちゃんも、少し戻って発達を獲得し直していく環境にもなります。

 園庭に出れば、土と築山。築山は、草花も豊かに育つ、栄養たっぷりな山土を使っており、「太陽と水と土」をテーマに子どもの感性、生きる力を育てます。築山に登れば、土踏まずをしっかりと育て、遊びながら手足の指先から身体の使い方・体幹の力をしっかりと獲得できるように緩急のついた起伏が、子ども達を育てます。

③欠かせない「保護者(親)の関わり」

 子どもに最も影響を与える環境、それは何よりも、家族の環境です。つまり、お父さん、お母さんとの生活です。御両親の関わりで最も大切なのは、生活の中で、大切なことを大切にして生活をする、ということです。少し具体的に言うと、「きちんと関心を持ち、向き合って、愛情を育む」という事です。
これまでの経験から、わかってきたことの一つに、その様に接してくださった御家庭のお子さんは「集中力」があり「物怖じ」せず「自信」をもって主体的に行動できるように育っていってくれてる傾向にある、ということです。

そして、もう一つ、分かってきたことは、我々が行っている保育とは逆に禁止が多い子どもは、自信を無くし、周りを気にし、主体的に行動するのではない姿に成長していく傾向があり、また逆に、無関心になってしまっている子どもは、加えて、自分の気持ちを制御できなくなる傾向があると感じています。

 

必ずしも、こういう結果が全てではありませんが、これまでの経験と、学術的・科学的根拠を照らし合わせるとこの様なことは、多くの場面で、合致してきます。

 

​是非、「生涯にわたり、幸せな子ども」を御家族の皆様と一緒に育てていけたら、幸いです。よろしくお願い致します。

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